泥の子を観に浅草木馬亭に行ってきました。

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 この26日(日)に拙作「泥の子と狭い家の物語」浅草版の上演を観るため浅草の木馬亭に行ってきました。
 大阪の気温もそこそこ低かったと記憶していますが、品川で新幹線を降りた瞬間、映画「八甲田山」の三國連太郎演じる大隊長の顔が生々しい憎しみの感情と共に思い浮かぶくらいに超寒くて、俺は薄着で、しかも雨。
 掲載した写真が何故おでん屋の内側から撮られているかと言えば入場のためにで並ぶのがあまりにも寒すぎて思わずおでん食ってしまっていたというそういう想い出の写真だからです。

 舞台内容に関しては、「僕なら絶対にこうはやらない」演出でした。
 実は終演後、奇しくも同じこのおでん屋さんで演出こぐれさんにごちそうになったんですがその際いろいろぶつけさせていただいたところ、こぐれさんも「絶対にオカモトはこうやらないだろう」という目論見での演出プランだったそうで。

 ただ、何か感じるのです。
 プロジェクションマッピングなどを駆使して疾走感を第一に考えられた後半戦の演出といい、増設の照明機材を釣るための単管がむきだしのまま組まれているところといい、(ここは演芸場なので)電力が足りないなら発電機持ってくりゃあいいじゃねえかというガテンな発想といい、なにかとてもなつかしい感じがするのです。
 わかってるんです。この雰囲気はあれです、今はなき大阪の劇場、扇町ミュージアムスクエア。その時代の新感線を彷彿とさせる感じなのです。
 僕は当時、観客席におり、すごく狭いのにすごく踊りすごく戦う人達をすげえなあと見上げていたものです。
 まさか2017年の浅草で、80年代の扇町ミュージアムスクエアに来た気分にさせられるとは。
 そりゃ僕も酔っ払っちゃいますよ。

 この週末は僕の作品ではないですが、梅田HEPホールでテノヒラサイズが公演します。そして来週は神戸の新劇場ATOにてZ-SYSTEMが公演、演目は僕の書いたシンクロナイズドスイミング演劇「キラメキ」です。
 お近くの方は、是非。
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プロフィール

オカモト國ヒコ

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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