映画『クリード』で眼球がしぼむくらいすごい泣いた。

クリード
 『クリード チャンプを継ぐ男』観てきました。

 ロッキーシリーズの事実上のエピソード7!・・・になるわけですが、今公開中の最高の映画『スター・ウォーズエピソード7』を僕の中では完全に超えてきました。

 SW7も鑑賞中20回くらい涙が出てきましたけど、クリードはその一発一発が強烈なブローすぎて涙どころじゃなく嗚咽をこらえること数回。

 誰もが『ここでか!』と叫びたくなる完璧なクライマックスでは嗚咽どころか口から内蔵が飛び出るかあるいはこめかみの血管が破裂するんじゃないか、いいやいっそここで爆死しても構わん!と思えるほどでした。

 両作とも登場人物だけでなく我々観客もがよく知る『あの伝説』を文字通りに『受け継ぐ物語』。

 決して『フォースの覚醒』をDISってるわけでなく、その同じテーマにおいてまだまだ自分が何者かの問いの渦中にいるSWの登場人物と、自分が何者なのかを完全に見出すクリードの登場人物では、物語上で演じるべきドラマにかなりの高低差があったと言わざるを得ないでしょう。

 『フォースの覚醒』で泣いてるのは僕のような中年以降の人か思い入れの強い若いSWファンの人だけだと思いますが、『クリード』はロッキー知らなくても泣けると思うんです。げんに隣に座ってた若いカップルの女の子の方は、僕と同じタイミングで号泣してたし。何故か男の方は泣いてなかったけど。

 それはともかく、家に帰ってさっそく『ロッキー1』を見直しましたけど、やっぱりロッキーは前半の負け犬映画感がとてもいいんですよね。

 この最初のあたりで減らず口の心優しきごろつき=ロッキー・バルボアをみんな好きになるから、彼の物語がだんだん他人事でいられなくなるんです。

 そこへ行くと果たして今回の主役であるアドニス青年に最初からロッキーほどの好感が持てるかというとそんなことは決してなくて・・・。

 なのに見終わった後には、彼こそがあのロッキー・バルボアとアポロ・クリードのハートとブラッドを受け継いだ男なんだと誰彼なしに熱弁してやりたくなってしまうくらい、彼の挑戦と苦しみと再誕の物語に魅了されてしまいましたよ。

 お正月、何か観に行かれるんでしたら、これ超おすすめです。
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プロフィール

オカモト國ヒコ

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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