ナゼカ弁当トイウト揚ゲ物ヲ大量ニ作ッテシマイマス

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再び、明日の妻の弁当の為に余らせんとする大量のおかず。

「ナゼカ弁当トイウト揚ゲ物ヲ大量ニ作ッテシマイマス・・・・」

人である事を捨てマシーンと化した父。
ポテトも、ささみ肉も、ナスも、チクワさえ次々と灼熱の油で揚げらていく。
そんな殺伐とした戦場にひっそりと咲くかぼちゃシチューの優しさが、男の心にわずかに残った人間性なのか。

立てよ一歳児、立ち向かえ三歳児。

次回オカモト家の食卓。


『欺瞞』――――


妻の弁当には、結局シチューが詰められた。
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プロフィール

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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