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今年ナンバーワン映画はこれだ!

突然ですが、今年僕が見た映画ベスト3のうちの1位の発表です!
いつも年末くらいにみなさんが年末年始のお休みにDVD借りる時の一助にでもなればとおすすめがてら発表していますが、
先週見て「今年ナンバーワンこれ!絶対これだ!」と思ったやつがまだ劇場でやってるというか、実はもう明日14日には公開が終わってしまうようなので、急遽発表します!
2017年映画ベストスリーの1位はこれ!

party~

1位「パーティーで女の子に話しかけるには」

公式ページにあるトレイラーは僕の主観では観る価値のないものすごくしょーもない映画に見えるんですが、実際はあんな映画じゃない!
というより逆に、あれで表現されている「少年が恋した女の子が宇宙人だったので48時間後にはお別れになります」という手垢のついた物語が、こんなに愛おしいものに思えるとは!という驚きの為に見ておいてもいいかも知れません。http://gaga.ne.jp/girlsatparties/

この作品には原作があります。「コラライン」や「サンドマン」のあのニール・ゲイマンが17歳の自分をモデルに書いた自伝的短編がそれです。

舞台は1977年ロンドンパンク時代のイギリスの田舎町。
保守的な田舎町に溶け込めない主人公であるパンク少年エンが、ある夜、ヒロインである異星人の反抗個体ゼンと出会う。
ゼンはゼンで、異星のしきたりにうまく馴染めず、何かを求めていたところでした。
一緒にいたいと思うことが異星のシステムそのものへの反抗であり、全体モチーフである反抗と衝動の音楽パンクロックとちゃんと呼応しているという、けっこうちゃんとした話なのです!大人になることそれすなわち死!みたいな。
しかしですよ、拳をつきあげ全身をくねらせて聴いていたあの曲も、いつかは懐メロになってしまう。気高い革命の理想も官僚主義と大衆に呑み込まれていくわけです。
そしてね、哀しいことにいつも女の子の方が、いつまでもグジグジ理屈ばっか言ってる男の子を置いて、先に大人になってしまうのです。さっさと青春を終わらせて、世界との本当の戦いを始めてしまうのです。

ラストシーン、時が経ってエンも大人になり、彼は世間とどうにか和解した様子です。
ではあの出会いには、恋には、音楽には何の意味もなかったのか。

いいや、決してそんなことはない。

そう思わせてくれる涙涙のラストシーンは、世界と自分とを橋渡ししてくれた全ての存在に感謝したくなります。

全員が好きかというと、そんなことは決してない癖の強い作品でしたけれど、僕にはボロボロに泣ける素晴らしい映画でした。

超おすすめ。明日14日まで、なかには15日までやってる映画館もあるみたいです。
是非!
動物っぽいエル・ファニングが超かわいいです。
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プロフィール

オカモト國ヒコ

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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