炒飯

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炒飯の良し悪しをいかにパラパラしているかだけで判断する向きがあるが、それは間違ってる。
軽視されがちだが、炒飯のうまさの大きな要素として、しっとり感というものがあると思うんだ。
つまり、パラパラ感としっとり感という相反する二つの性質、これをいかに両立させるかが炒飯を作る際のポイントとなる。
どちらに重きを置くのか。どちらを犠牲にするのか。失敗覚悟でどちらも高水準をめざしてみるのか、どちらも低いハードルでとにかく食事としての達成を重視するのか。
炒飯を考えることは人生を考えることと同じだ。
強引だが、今の炒飯界で偏重されがちなパラパラ感という要素を例えば「社会的成功」としよう。
一方、軽視されがちなしっとり感を「精神的納得」としてみよう。
片方だけを追い求めすぎれば、それは変人だ。なかなか大向こうの理解は得られない。
だが、かといって、相反する要素の両立という奇跡を求めすぎてもそれはそれで、どちらも取り逃がすという結果に終わってしまうかも知れない。
それほど我々は器用には生きられないのだから。

そんな事を考えながら食べる炒飯。けっこううまく出来た。
ちょっとしっとり気味です。
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プロフィール

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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