「一生行かなそげなとこへ行こう!NHK放送博物館-前篇-」

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 さて、予告通りNHK放送博物館に行ってみたレポート前篇である。
 ちゃんとゴン太君もいる。
 博物館内で見つけた時は嬉しさの声の後、大概の人がこう口にするのではないだろうか。
「ちっさっ!」
「ゴン太、小さい!」
 僕らが子供の頃に見てイメージしていたゴン太君よりかなり小さく感じる。
 TVで見る芸能人は実際に会ってみると思ってたより顔が小さいという、あれと同じ現象がぬいぐるみであるゴン太君にも作用しているのだろうか。
 いいや、そうではない。
 実はとても恐ろしい秘密がゴン太君には隠されていたのである。


 ゴン太の秘密の前に、まず、ロケーション。
 NHK放送博物館は、標高25.7メートルの港区愛宕山の山頂にある。
 僕は関西人なので愛宕山と聞くと京都の比叡山の隣にある山を連想する。しかし、検索すると実は愛宕山という地名は全国各地にあるようだ。(いきなり余談だが、ますむらひろしの漫画「アタゴオル物語」は故郷の山形県米沢市にある愛宕山からのネーミングらしい。)
 
 ドラマ「JIN -仁-」で大沢たかおと綾瀬はるかがよく登って江戸を眺めてたあの山と言えば見てた人には分かるはずだ。
 あれがこの港区愛宕山である。
 山頂までのエレベーターの横に、ドーンと山を貫通するトンネルがある。
 
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 このエレベーター、取り立てて速度がゆっくりってわけでもないのだが、さすが25.7メートル。止まる気配なく、ぐんぐん登っていくのがちょっと不思議感覚だ。周りに見えるオフィスがどんどん眼下に。
 小さな山とはいえ、山頂までエレベーター直通である。
 しかしボタンの表記が「1」と「2」ってどうだろう。間違いじゃないけど、「地上」「山頂」にした方がよくないだろうか。まあいいか。

 何も下調べなく来たので、山頂に来て初めて気がついた。神社がある。
 オフィス街を歩いてきたので、こんな風になってると思ってなかった。
 軽い驚きと共に、いい景色だったのでパシャリ。

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 高層ビルが立ち並ぶオフィス街のド真ん中にあるとは思えない愛宕山。東京と大阪の最大の差は、密度だね。
 例えば一キロ直進する中で、全く予想外の景色に出会ったりすることが多い。
 後ろを向くと涼しげな木々の向こうにオフィス街が見える。その時空がねじまがったような景色がとてもカッコよく見えたので撮ってみた。

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 残念ながら逆光で全く撮れてなかったわけだがw


 
 さて、余談はこれくらいにして、NHK放送博物館に入ってみる。
 無料だ。鞄も預かってくれた。親切である。

 TVカメラの歴史なんてのは、正直あまり興味がないのでスタスタと通り過ぎる。

 人気のなさそうな、ただ映像がたれ流されているだけの小部屋があった。
 椅子があったので休憩がてら見るともなしに見ていると、これがなかなか興味深い。
 「大正14年のラジオ本放送から戦争を経て2011年東日本大震災とアナログ放送終了までを十五分でまとめた映像」なんだけど、これは必見。
 急ぎ足だが、この量感を保ったままよくコンパクトにまとめたと思えるいい仕事。
 映像なので、写真は撮ってない。

 逆にラジオは、映像がないのに撮った。(ほんとはあったんだけど、撮った瞬間に終わった^^;)

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 「君の名は」など、いくつか聞いてみる。
 なるほどなーという感じだ。
 それにしても、昔の録音って声のハリがすごい。明朗快活とはこのことだね。
 今と昔の録音性能の差というのも確実にある。
 だけど、昔の役者やアナウンサーには「発声とはかくあるべし!」ってのがバッチリあったんだと思う。

 
 さて、NHKと言えば教育テレビだ。

 子供番組コーナーに行ってみる。





 ・・・ああっ!

 君たちは・・・!

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 彼らが急にいなくなったのは、やっぱり震災の影響なんだろうか。
 確かに災害を連想させるキャラクターたちではある。
 ほんとは自然現象だから、それ自体は悪でもなんでもないはずなんだけどね。
 ただもともとモチーフは、カミナリ様とか風神サマとか竜神様だから、親しみが湧くというよりは畏れるべき存在のはず。それを敢えてこういう子供向けキャラにしようと考えた人はなかなか斬新な発想だとは思ってた。
 もしかしたら、ファイナルファンタジーの召喚魔法で出てくるイフリートとかリバイアサンとか、そっちの流れからの発想かも知れないけど。



 さて、その横にいるのが、冒頭にも書いた意外と小さいゴン太君である。

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 僕も、小ささに驚いたのならタバコの箱とかを横に置いて撮れば良かったのにと今は思うが、あいにく一年前に禁煙している。
 スマン。

 ゴン太の恐ろしい秘密。
 
 それはとてもさりげなく公開されている。
 
 心の準備はいいだろうか。

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 タイトルが「ゴン太君設計図」というのも、即物的でなにかしらのショックを受ける。
 
 だが、問題はそこじゃない。

 もう一度注目してほしい。

 今明かされるゴン太君の秘密。

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「中の人ののぞきあな」

 わああああああああああ!

 中の人などいない!

 とは言ってくれない。

 クールすぎるぜ、NHK放送博物館。

 ステキ。


 さあ、それじゃあ「中の人ののぞきあな」に注目してもう一度、ゴン太君を見てみよう。



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 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じいぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・


 はあああああああああ!!!

 こわいいいいいいいいいい!!!

 見てる!見てるぅぅぅぅぅ!!!

 そこが頭だから小さかったんやああああああ!


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 見てる!絶対見てるぅぅぅぅ!

 こわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!





 もう僕は、中の人の視線を意識せずにゴン太君を見ることは出来ない。

 というわけで、後篇へ続く。
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コメント

”何か”とゴン太君の合作

あははははは

すでに合体ロボにしか見えません。


幼少時代、しゃべらないのっぽさんが、
ちょっぴり苦手だったのですが、
大人になって、こんな仕打ちを食らうとは思ってませんでした。


近いので、今後行ってみます。

Re: ”何か”とゴン太君の合作

合体ロボwwまさにww

この事実を知った以上、
もうゴン太をゴン太として認識できない。
ゲシュタルト崩壊というか、アハ体験の逆だよ、これ。
ああ、もっと仲間を増やしたい・・

きなこ豆さんは近くなんですね
後篇でも書きますが、無料で入れる施設とは思えないくらい見応えがあってオススメですよ^^
是非、誰か連れてって同じ目に合わせてやってください
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プロフィール

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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