「たまにはビッグマックくらい食わせてよ」

店で食う
10 /20 2011
DSC_0593web.jpg

 疲れた。
 今日は午前中だけで疲れ切った。
 我が家の一員にN画伯(3)とDr.ハグ山(1)がいる。
 感染症で保育園を休んでいたやつらを社会復帰させるべく、まず病院に連れて行って再検査してもらった結果、全く問題ないとの事だったのでめでたく保育園への登園許可証にサインをもらったまではよかったのだが、その後の薬局でこっちは好き放題に移動しまくる幼児二人を抑え込んでるというのに長時間待たされ、今考えればこの辺りで僕は少し気持ち的に余裕を失いつつあったわけだが、なんとか薬を受け取って二人を家に連れて帰り、家に着いたらなんだか楽しくなったのだろう幼児達が踊り走り叫びするのを抑え込んでは着替えさせ、さあ行くべし、とDr.ハグ山(1)を抱きかかえたところbad smellヤツはオムツにやってしまっていて、ええ急に静かになったのでおかしいなとは思っていたんですよ、SHIT!と叫んでみても何も解決しないのはわかっているので終始無言のままオムツを替え、N画伯(3)に対し年長であるお前までモタモタした場合それは俺、ひいては国家に対する反逆行為とみなすが分かっているな?というようなプレッシャーを与えておこうと「さあ行こうほんとに行こう、ね、ね、ね」と笑顔で追い立て駐車場にある自転車に二人を縛り付けるかように乗せた、あたりで自転車の鍵を部屋に忘れているのに気づいた僕は「すいません、N画伯。鍵を忘れたので着いてきてもらっていいですか」と丁重に聞いたところ冷たい目のまま「なんで忘れるーん」と歌うように叱責され、一家の長としての自尊心が非常に傷ついたわけだが、流石に一歳児と三歳児を放置したまま部屋に戻るわけにもいかないので、何もかもを投げ出したい気持ちをぐっとこらえ、二人を自転車から降ろし抱きかかえたまま四階の部屋まで戻って鍵を見つけ再び駐車場へ戻り、二人を自転車に縛り付け乗せて、えんやこらと保育園に向かって漕いでる途中にせっかくサインしてもらった登園許可証を薬局に忘れてきてしまったという信じられない事態が発覚、急いで薬局に引き返すと「よかったーお忘れになってましたよねー」と天使の笑顔で迎えてくれた薬剤師さんに思わず「この子たちの母親になってくれませんか」と言ってしまいそうになったがそれはまあともかく登園許可証をゲットした僕は保育園へと向かう途中「自分が嫌い自分が憎い忘れっぽい自分が嫌い」と自責の念を自転車のペダルを漕ぐ力に落とし込んでいく、もしかしてそんな自分こそが、がんばろうニッポンなんじゃないか、一つになろうニッポンなんじゃないか、そんな気がしてきた、などとわけの分からない事を考えてるうちに、ああごらん、あそこに見えるはいつもの保育園だ、さあプリンセスたち、到着だよと自転車から二人を引きはがすようにおろし、登園許可証を叩きつけるように事務所の人に渡し、1歳児クラス、3歳児クラスとお着替えなどをばっちり配置して薬を保育士の方に渡そうとしたら「お薬は一回分づつ小分けにしてくれないと困ります。コップを用意するので水薬をご自分で小分けにしてもらえますか」と言われた辺りで、僕の半日分のエネルギーが切れた。
 ここまで一息で読むくらいの疲れだ。
 ちゃんと小分けにして「よろしくお願いします」と自転車に跨ったらもう11時をずいぶん回ってた。

 ビッグマックくらい食べたっていいじゃない。
 今200円だってTVで言ってたし。
 と思ってなんとなくセット頼んだら550円。すごい量のポテトがついてきた。
 ポテトこんなに食べれないよ・・・。これならビッグマック2個頼めばよかった。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

オカモト國ヒコ

大阪で演劇やラジオドラマやTVドラマの脚本を書いています。

「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」(脚本)平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
特集ドラマ「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」(脚本)第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」