「今夜はお鍋」

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 冬は買い物をしてるうちに自然と鍋になる。
 白菜の根元の瑞々しい白さに、思わず手に取る。この白が透明になるまで煮てしまいたい。
 肉厚な傘のしいたけを見れば、もう頭の中は噛みしめてそこからにじみ出る出汁はどの種類が適切かを考え始めている。醤油?それとも味噌?いっそ塩か?その場合ベースは鶏ガラなのか、カツオなのか、両方なのか。

 麦酒を買うのを忘れていた。
 熱い豆腐を飲み下した直後に流し込む冷えに冷えた麦酒を。
 今夜は鍋だ。
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プロフィール

Author:オカモト國ヒコ
劇作家・演出家・脚本家
「テノヒラサイズの人生大車輪」(作・演出)第22回池袋演劇祭優秀賞。
FMシアター「薔薇のある家」で平成22年度文化庁芸術祭優秀賞、第48回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
「橋爪功一人芝居 おとこのはなし」第50回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞。
関西TV「誰も知らないJ学園」「新ミナミの帝王~裏切りの実印」
NHK-BSプレミアム「高橋留美子劇場」「猿飛三世」(5、6話)
Eテレ「昔話法廷 第2シーズン」

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